軽自動車で車中泊

パレットでの車中泊

軽自動車でも、人気車種の一つであるスズキ「パレット」

今回は、パレットでの車中泊をする際のシートアレンジ方法と、注意点についてまとめてみました。
なお、パレットと同じ形式であるマツダの「FLAIR WAGON(フレア ワゴン)」も同じシートアレンジです。

 

1.シンプルタイプ

【最大定員】 2名
【強み】 手軽・楽にできる
【弱み】 長時間の車中泊向きではない

【車中泊快適度】 ☆

ただ席をリクライニングしただけで、一番手軽な方法です。
両方とも同じ角度で、リクライニングが可能なのは、いいところですし、肘掛部分を下げれば助手席と運転席が繋がります。

短時間の仮眠程度なら問題ありませんが、長時間に渡る場合、エコノミークラス症候群になる危険があるので、おすすめできません。

 

2.リクライニングタイプ

【最大定員】2名
【強み】シンプルタイプより手軽で、より快適に寝られる。
【弱み】平坦に寝るには、長さが足りない。

【車中泊快適度】☆☆☆

 

フラット部分のシートの長さが約155cmで、これだと寝るには、背もたれを使用しなければ寝ることができません。

ですが、前席部分の前にスペースがあるので、

  • 足を浮いた状態で寝るか
  • 荷物などをおいて、平らにする

約178cmまで寝ることが可能です。

ただし、運転席側は、ハンドルもあるので、175cm以上身長があると少し窮屈な思いをするかと思います。

このシートアレンジは、前席に向かって高さが下がっているので、マットや枕を用いて高さを調節すると、より快適に寝ることができます。

 

3.ラゲッジタイプ

【最大定員】 ほぼ1名
【強み】 パレットのどのシートアレンジの中でも平坦であること
【弱み】 若干、長身の方には狭いこと

【車中泊快適度】 ☆☆

 

基本的に一人で寝るタイプです。

ラゲッジ部分の長さは、奥行き141cm、横100cmなので、斜めに寝ると172cmです。
女性の場合は、大体は大丈夫なのですが、男性の場合は少し足りません。

ただし、助手席側と荷台部分にスペースがあるので、あと5cm程は余裕がありますので、実質は177cmくらいまでなら寝ることが可能です。

また、荷台部分は硬いので、マットを使い全体的にフラットにして寝る方法が一番適しています。

ただ、このパレットは、この平坦は平坦でも、他のシートアレンジと比べてという意味です。

若干荷台から前に向かって、傾斜があるので、逆に寝づらいですし、一人で車中泊をするなら、次に紹介するシートアレンジの方がおすすめです。

 

4.フルフラットタイプ

【最大定員】 1名
【強み】 シートアレンジの中でも、一番長い
【弱み】 シートの硬さ・段差がある

【車中泊快適度】☆☆☆☆

 

パレットのなかで一番車中泊をしやすい形です。助手席のみ作ることが可能なタイプできます。

方法としては、

 

前席のシート部分を持ち上げ、背もたれを前に倒します。

次に、後部座席の背もたれを前に倒し、ラゲッジタイプと同じように、座席を足元部分へおろします。
以上で出来上がりです。

このタイプだと、約200cmの長さが確保でき、大人の男性でも基本的に快適に寝ることが可能です。

 

ただし、課題も存在しており、タントよりはましですが5cm程の段差が存在します。

 

微妙な高さの分、そういった段差を無視して、全体的にフラットにできるタイプのマットを使用するのが一番楽な方法かとは思います。
後ろ部分から、前の段差部分まで5cm程のかさ上げを行えるようなまくらがあるとよいのですが、中々見つけるのも大変ですし、荷物が増える分、注意が必要です。

 

パレットで車中泊するとき、2人で寝る理想のシートアレンジ方法

 

運転席側は、2のリクライニングタイプ
助手席側は、4のラゲッジタイプ、で行うと、十分に2人で車中泊は可能です。
ですが、その場合、荷台部分がほとんどないので、可能な限りコンパクトな荷物にする必要があることを留意して、持っていく荷物を考える必要があるかと思います。

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