軽自動車で車中泊

タントでの車中泊~シートアレンジの課題と対策~

タントでの車中泊では、快適に過ごすには色々な課題があります。
今回は、シートアレンジの課題に重点を置いて、どのような対策が必要かを考察していきます。

1.シートアレンジ時の段差

タントで車中泊をするシートアレンジで最適な方法は、フルフラットタイプです。
一人の車中泊の場合は、この方法が一番快適に寝ることが出来る方法ですし、私はいつもこの形で寝ています。

Rフルフラットタイプ

この場合、課題として出てくるのは、
「いかにして、前席との段差を克服するか」

ということになります。

 

タントで車中泊する際の課題

この段差をどうにかしなければ、快適な車中泊ができません。

で、実際に測ってみました。
なんと、段差が17cm…

 

この段差を完璧にフラットにするには、板を買ってきて、下に支えをおいて埋めなければなりません。
こうなると、自作が必要ですし、手間も大変です。なにしろ、こんな面倒でスペースの取るようなことはできればしたくない。

 

ですがタントに乗って車中泊を考えているなら、別に完璧にフルフラットにする必要はないと思います。
むしろ段差をある程度は埋めておき、あとはうまく段差を活用するのが一番手軽かつ、簡単な方法です。

段差の活用方法としては、「足枕にする」

理由は、長時間運転による足の血流を少しでも良くするためです。
運転をすると、どうしても足に血がたまりがちです。
そこで、タントの段差をうまく活用して、足の疲れやむくみの対策をします。
ですが、17cmの段差はかなり大きいものです。
段差を可能な限り小さくする努力はすべきですし、そのままの状態ではシートが硬いです。

間違いなく何らかの対策をしないと寝ることができません。

 

1.段差の緩和とシートの硬さに対する対策はどんな方法があるか?

tantoシートアレンジ-(35)

 

では、実際に、荷台からタントの助手席の段差までの長さと、幅を計ってみました。
幅が50cmで、長さが146cmです。幅に関しては、一番狭いところを計測しています。

できれば、この大きさに適合するものがあるといいですよね?

 

適合する対策方法について、解説していきます。

対策1:ロングクッションと枕

ホームセンターで売っている120cmほどのロングクッションを2枚重ねて、足りない長さを枕で継ぎ足す方法です。

 

まぁ、予算は120cmロングクッションが、900円×1~2枚。枕が一つ2,000円と考えれば、3000~4000円程でできる方法です。
確かにこれで問題はないのですが、ロングクッションは意外とスペースを取ります。
それが厚みの関係上、2枚以上必要になることが多く、さらにスペースを取ります。
しかも、少し長さが足りないので、完全に適合しているとは言えません。

 対策2:エアマット

なので、次の考えるのが、適合するエアマットを使うことです。
幅50cmで、146cmほどのマットとなってくると、キャンプで使うエアマットで適合するものがあります。
この場合、費用は7,000~8,000円程かかりますが、エアマットなのでコンパクトで済み、荷物スペースを取りません。
軽自動車の場合、荷物スペースの少なさは大きな課題です。なので、こういった商品は全てコンパクトにした方がいいでしょう。

 

もし何度も車中泊をする予定があるのであれば、荷物の積み下ろしのことを考えても、楽ですし、そのままにしておいてもスペースの取らないエアマットを買ったほうが、便利ではないでしょうか。

このタントに適合するエアマットに関する解説は、「タントでの車中泊~おすすめエアマット~」で紹介しています。

 

まとめ

  • タントのシートアレンジの課題は、段差17cm
  • 埋めるには、ロングクッションを使うか、エアマットを使う。
  • ロングクッションの場合は、スペースを取るが、お値段はお手頃。
  • エアマットの場合は、スペースは取らないが、お値段は高め。

選択としては、この2つが一番手軽なやり方だと思います。
あとは、自分がどこまで快適さを求めるかどうかですし、他にも色々な方法があります。
ただ、自分が実践してきて段差を埋めやすい方法は、この2つだと思います。

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