車中泊基礎知識

【車中泊入門】高速道路を車中泊で利用するメリット・デメリット

高速道路は、旅行などで長距離を一気に移動したい時に大変便利です。

車中泊をされる方の多くも、高速道路を利用している方が多いかと思います。
便利な高速道路ですが、車中泊をされる方にとって色々なメリット・デメリットが存在します。

そこで、車中泊利用者の視点で対策などをまとめてみました。

1.高速道路のメリットって?

1.長距離移動などが楽

言わずもがな、信号がなく、歩行者などがいないので、スイスイと走れます。長距離を稼ぐには、高速道路の存在は大変大きなものです。

2.SA・PAなど車中泊の出来るスポットが、ほぼ等間隔で存在している

SA(サービスエリア)は、概ね50km間隔。PA(パーキングエリア)は、概ね15km間隔で設置されています。
なので、車中泊をする場所として困ることは少ないかと思います。もちろん、場所によっては車中泊に適していない所もあるので注意が必要です。

3.SA・PAの設備が、ますます充実して、衛生面などで優れている

民営化により、設備面がますます充実しています。施設の改修により、綺麗になったりして中には観光地化しているスポットも存在します。
ですが、なによりも設備面でよくなったのが、「トイレ」です。
以前のトイレといえば、汚い、臭いというのが常態化していましたが、綺麗に整備され、使いやすく清潔なトイレへと生まれ変わっています。
衛生面が気になる車中泊者にとっては、高速道路のSA・PAのトイレは使い勝手がよい施設といえるでしょう。

4.24時間の施設も多く、夜から出発した旅行でも、ご飯やちょっとした軽食を食べることが出来る

これも民営化により、設備面で24時間のコンビニができたり、軽食スペースでも24時間営業になっているところも多くなりました。特に、SAでその傾向が高く、ちょっとした買い物が夜に出来るので大変便利です。(ただし、お酒類は販売されていません)

5.外部からの侵入が少ないので、防犯面として道の駅より上

高速道路は、基本的に車でしか入ってくることができません。(もちろん、一般道から歩いてなら入れたりはしますが)
また、車の出入りも多くあるので、あまり犯罪に巻き込まれることはありません。
道の駅の場合は、車以外でも容易に入り込めるので、高速道路に比べると防犯面では低めです。
(とはいえ今まで、道の駅でも命の危険を感じるようなことはありませんでしたが…)

このようにメリットをまとめましたが、車中泊をするスポットが見つけやすかったりと、色々な面で高速道路は大変便利です。

 

2.高速道路のデメリットって?

1.渋滞に巻き込まれると、抜け出すまでどうにもならない

高速道路で一番の懸念されることは、渋滞。です。

こうなると、一般道の方が早いんじゃないか?と思えるくらい前に進まないこともあります。
これを回避するには、前もって、情報を仕入れておくことが対応策となります。

私は、NEXCO東日本が運営している「ドラぷら」をよく利用して情報を調べています。
このサイトは、高速道路の料金検索や所要時間の予想。また渋滞予測などの情報を事前に知ることが出来る大変便利なサイトですので、ぜひブックマークをしておくことをお勧めいたします。

後は、時間をずらし高速道路を利用しましょう。

しかしそれでも巻き込まれる場合は、渋滞を抜ける時間がどれくらいかを見て、手前のSA・PAで車中泊・仮眠を取ることもひとつの手です。
ちなみに、酷い渋滞というのは、1kmあたり5分以上かかる渋滞とおぼえておくと便利です。1kmあたり3分であれば、比較的まだスムーズに進むことが可能です。

 

2.ゴールデンウィークやお盆などのラッシュ時は、どのSA・PAも混雑する

どうしても、ラッシュ時はSA・PAが混み合います。場合によっては、満車でSA・PAに入るための渋滞が発生することも…
この場合も、1同様事前に高速道路の混み具合で判断が可能なので、まずは事前に調べておくことで防ぐことになります。

巻き込まれた場合は、もうどうしようもありませんので、情報を常に先読みすることで対応するということになります。
例えば、ものすごい渋滞がこの先にある場合、一つ前のSA・PAは混雑します。
なので、もう一つ手前のSA・PAで車中泊を行ったり、仮眠することで渋滞をずらす対応が可能です。

 

3.高速料金がかかる

高速道路を走る対価として、高速料金がかかるのは仕方ありません。
ですが、可能な限り費用負担をなくす方法はあります。

まず、ETC車載器を設置すること。

一般料金で旅行をされているのであれば、3割は損をしています。
ETCで休日や深夜を利用するとそれだけ費用が変わります。半額時に比べると、恩恵は少なくなりましたが、それでも多くかかる費用は変わってきます。
もし、年間で往復4,000円で、6回旅行すると24,000円ですが、ETCの割引で3割引きが適用されると15800円と7,200円もお得になります。
それだけで、後もう少しお金を出せば、ETCが取り付けられます。

次に、ETCカードを上手く選ぶこと

ETCカードでも色々と種類があります。ポイントがたまるカードの場合、料金分ポイントがたまります。もちろん、微々たるものですが、チリも積もれば山となるの言葉の通り、馬鹿にできません。

最後に、ETCマイレージに登録すること。

ここまでの事はよく知っている方が多いかと思いますが、これETCマイレージを知っている方は少ないかと思います。
概要としては、無料で登録ができ、利用料金でポイントがたまり、貯まったポイントで利用料金に還元されるシステムのことです。
もしご存知でなければ、詳しい解説を行っていますので、ご参考ください。

 

 

 

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