車中泊基礎知識

コンパクトカーでの車中泊

低燃費カーとして、市場で販売されているコンパクトカー。

車中泊に対して向いているかどうかの考察です。

 

コンパクトカーは、車中泊に向いているのか?

結論としては、かなり限定されたシートアレンジに制限されているところが大きく、あまり向いてはいません。

理由としては、リクライニングタイプ・フルフラットタイプが出来ないということ(現状判明している車で旧型デミオ以外)


このタイプが出来ない場合、2人での車中泊はほぼ絶望的です。
ですが、1人であれば、その制限されているシートアレンジを如何に解決することで、車中泊は十分に可能だと思います。
また、残っているシートアレンジ方法で、2人で車中泊が可能かも考察します。

 

ちょうど知り合いにパッソ(passo)を持っている友人がいたので、参考に色々と計測してみました。
今回も、改造や大掛かりな自作は使用せずにそのままの状態で車中泊が出来るかの検討です。

 

1.シンプルタイプは可能


車中泊快適度☆
定員:2名

シンプルなただ座席を倒したスタイルになります。
コンパクトカーの構造上、計算では、前の座席部分を埋めるクーラーボックスなどがあれば、170cm弱の方であれば、足を伸ばしてリクライニングして寝ることができます。
仮眠程度なら、そのまま置かずに寝ても問題はあまりありませんが、車中泊の場合、エコノミークラス症候群の危険性があるので、十分に注意してください。

 

 

2.ラゲッジタイプも可能

 

 

車中泊快適度:☆☆
定員:1人~2人

車中泊を快適に使用と思えば、この方法が一番フラットに寝ることが可能です。
ただし直線距離では、それほどの長さがないので、斜めに寝ることになるかと思います。
身長の短い方であれば、2人で寝ることも可能ですが、結構な密着度になると予想されますので、あまりオススメできません。

また、シート自体は荷物を載せる専用になっていますので、硬いです。

なので、エアーマットや、キャンピングマットを使用して、シートの硬さを軽減することが必要でしょう。

 

まとめ

【コンパクトカーで車中泊をする強み】

加速性能・燃費の良さを生かした長距離旅行

【コンパクトカーで車中泊をする弱み】
シートアレンジの制限
荷物空間が少ない

コンパクトカーで車中泊をすることは可能です。
ですが、シートアレンジの自由さなどに制限があるので、快適な車中泊をするには工夫が必要だと思います。
軽自動車に比べて加速度などエンジン性能が良いということもあるので、高速道路や流れの早い道では十分にその強みを最大限に発揮し長距離ドライブ出来ると思います。
車中泊のシートアレンジやコンパクトなグッズに関するその他記事です。ご参考下さい。

 

1.「車中泊グッズをコンパクトに揃えるには?まとめ
車中泊グッズは、できる限りコンパクトにしておくと、寝る場所も確保できますし、スペースを有効活用できます。

2.「パッソ(passo)での車中泊~シートアレンジ・ベッドメイキング~

コンパクトカーであるパッソのシートアレンジとベッドメイキングについて書いています。コンパクトカーに乗っておられる方なら、役立つ内容かとも思います。

3.「車中泊での照明対策を色々実践したまとめ」
ベッドメイキングも大切ですが、照明対策もしっかりとしておくと大変便利です。

 

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