コンパクトカーであるトヨタのパッソ(Passo)
今回、友人の協力によりシートアレンジについて調べてきました。
コンパクトカーである、ヴィッツ、新型デミオ、フィット全て同じようなシートアレンジのようなので、もしコンパクトカーに乗られている方で、車中泊を考えている人にとって参考になるかと思います。
1.可能なシートアレンジ方法
シンプルタイプ
車中泊快適度:☆
おすすめ車中泊人数2人
シートを可能な限り後ろまでスライドさせて、リクライニングさせるスタイルです。
座席の長さは、約125cm。
このままねると、座って寝ることになるので、まず仮眠程度が限界です。
また、長時間の車中泊の場合、エコノミークラス症候群になる危険性もあるので、注意が避けた方がよいでしょう。
この課題を解決するには、足元部分にクーラーボックスを置き、段差を埋める方法です。
これで、約40cmの長さを確保することができるので、165cm。
成人男性の場合は、少し足を折り曲げる必要が出てきますが、なんとか寝られるでしょう。
ただ、パッソ及びコンパクトカーは、次の方法がおすすめです。
ラゲッジタイプ
車中泊快適度:☆☆
おすすめ車中泊人数1名(条件によって2名)
後ろのシートを前にリクライニングなどして、後ろのラゲッジ(荷台)部分を広げる方法です。
ただし、パッソの場合は運転席と助手席が使える状態の長さは、約135cmなので明らかに、寝ることができません。
斜めに寝ても約168cmと、成人男性でも厳しい長さです。
そこで、運転席ないし、助手席を前へスライドさせさらに前へリクライニングさせると、長さが約160cmほどになります。
斜めに寝ると、約188.6cmと大人でも大体の人がまっすぐに寝ることの出来る広さです。 もし2人で寝ようと思えば、密着すれば寝ることも可能ですし、大人ひとりと小さな子供さんとの旅なら2人でも十分可能だと思います。
パッソのラゲッジタイプの広さは、以下の通りです。
シートアレンジに適したマットとベッドメイキングについて
ここで2つ課題が生じます。
1.ラゲッジと前の席との間に出来た隙間
ラゲッジの本来の長さは、135cmなので、前にスライドした分隙間が出来てしまいます。
その部分が寝ると頭ないし足が浮いてしまうのです。
なので、そこに荷物を入れてしまい、隙間を埋めます。もしくは、枕などを使うのも良いかと思います。
2.ラゲッジシートの硬さの対策。
パッソの場合、ラゲッジを使用して寝ることになります。このまま寝るには少し硬すぎるシートです。
なので、ここにインフレーターマット・エアマットを使用してシートの硬さをなくします。
狭くて大丈夫なら長さ180cmで幅50cmほどのマットか、広い方が良いなら180cm以上で、幅100cm程のマットがよいです。
ラゲッジシートに少しの傾斜がありますが、幸いこれくらいであれば、枕を使えば問題なく寝られますし、段差もないのでマットの厚みもそれほど必要ないかと思います。
で、使えそうなマットは、
DOPPELGANGER OUTDOOR(ドッペルギャンガーアウトドア) インフレータブル キャンピングマット CM-01
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一人ですと、このタイプで十分だと思います。長さが180cm、幅が50cm、厚みが15mm~25mmなので全てにおいて適合するマットです。若干、斜めな分、前席でつっかかりがあるかもしれませんが、空気式なので少し折り曲げれば使用可能です。
また、空気式なので、コンパクトな収納も簡単なので、荷物スペースも取らないのも大きな点です。
もっと広い方が良ければ、
DOPPELGANGER OUTDOOR(ドッペルギャンガーアウトドア) インフレータブル キャンピングマット CM-03
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こちらのマットの長さは、同じく180cm。そして、幅が118cmなので約2倍強の大きさです。パッソの幅は一番狭いところで100cmですので少し大きいですが、比較的お手軽な値段のことを考えると十分かと思います。
厚みは30mmと少し厚くなるのでより快適に過ごせるかと思います。
もちろんこちらも、空気式ですので、収納もコンパクトに収まります。
まとめ
今回は、パッソについて取り上げましたが、コンパクトカーほとんどがこのサイズくらいで、なおかつ同じようなシートアレンジしかできません。
ある意味、制限がたくさんありますが、決まっている分、シートアレンジやマット選択がしやすいという良さもあります。
もし、コンパクトカーで車中泊をされようと考えている方、よりよいマットを探しておられる方にとって参考になればと思います。
ほかにも車中泊に関する記事を書いています。是非ご参考下さい。
1.「車中泊グッズをコンパクトに揃えるには?まとめ」
車中泊グッズは、できる限りコンパクトにしておくと、寝る場所も確保できますし、スペースを有効活用できます。
2.「車用充電器・インバーターの上手な選び方」
電源確保は、車中泊にとっての大きな課題です。
3.「車中泊での照明対策を色々実践したまとめ」
ベッドメイキングも大切ですが、照明対策もしっかりとしておくと大変便利です。