夏といえば、暑さ。
車中泊といえど、例外ではありません。
今回は、夏の暑さ対策の中でも、「マット面での対策」について、解説していきます。
なぜ、マット面の対策が大切なのか、そしてどのようなものを選べばよいのかの参考になればと思います。
その前に、私の失敗段を…
私の失敗談~あついよぉ、あついよぉ…~
以前、7月ごろ湘南の方へ車中泊で出かけた時のこと。
大磯PAで車中泊をすることとなりました。
その日の夜は、比較的暑さも穏やかでしたので、窓を少し開けて寝ることにしました。
寝始めは涼しかったのですが、寝ていると何やらシート面から違和感が・・・
実は、シート自体が体温で熱を帯び始めて、物凄く暑いのです。
車内はそれほど広くない分、寝がえりを打つにもそれほど暑さを回避することはできません。
身体を起こしてみたり、少し外に出てみたりと色々試してみましたが、根本的な解決ができず、一晩を明かす羽目になりました。
この失敗を繰り返さないためには…
根本的な問題は、「寝るマット部分に熱をこもらせないか」ということです。
マット部分をいかに涼しくして、快適に過ごすかということが肝になってきます。
そこで、本を読んだり、ネットで調べてみたところ、車中泊でも使える敷パッドがありました。
このマットには4つの機能があります。
- 温度調節機能
- 接触冷感機能
- 抗菌防臭機能
- ウォッシャブル機能
温度調節機能
NASAの要請を受けて宇宙服のグローブ素材として誕生した素材「アウトラスト」
中に入っているマイクロカプセルが、人間が一番快適だと感じる温度(31~33℃)に維持する機能を持っています。
接触冷感機能
生地には、某ユニクロにおいて販売されているエアリズム(旧シルキードライ・サラファイン)にも使用されている接触冷感素材「キュプラ」が使われています。この生地は、元店員である私の感想としては、夏場以外に着ると、寒く感じる素材です。
といっても、実際に生地自体がひんやりとなるわけではありません。
身体の体温が生地に移るのを防止し、熱・湿気を逃がすので、ひんやりとした状態が続くのです。
抗菌防臭機能
寝汗などは、そのままにしておくと菌が繁殖する危険があります。
人は一晩でコップ1杯分(約200ml)の汗をかきます。そのまま菌が繁殖すれば悪臭の元にもなりかねません。
抗菌防臭機能があれば、多少の無理をしても問題なく使用ができます。
ウォッシャブル機能
敷きパッドは洗うのに、手洗いであったり、洗濯に手間がかかる商品が多いのですが、そのまま丸洗いできるので、手間もかかりません。
この商品の気になる点は…
「家庭で使うことが前提の大きさなので、狭い車内においては折り曲げて使う必要がある」
ということです。言い換えると、普段は家で使って、車中泊両方で使えるということです。
敷きパッドの場合、折り曲げなどの利くものですし、それほど困ることはありません。
夏場、電気代の節約などでエアコンをつけずに、暑い思いをされているのであれば、この機会に車中泊両用で購入するのもお勧めです。
追加:夏の車中泊で避けるべきこと
車のシートに直接寝ることは避けるべきです。理由は、寝汗などによる悪臭の発生原因にシートがなってしまうと、カビが生えたりする危険があるからです。
この商品でなくとも、直接シートで寝ることは避けましょう。
まとめ
夏の車中泊グッズとしては、地味なものかもしれませんが、こういった細やかな対策がより車中泊を快適にしてくれます。
こういった失敗の経験ばかりな私の車中泊ですが、こういった失敗から得た経験が読んでくださっている方の参考になればと思います。