災害時に車中泊を行うというのは、極力に避けた方がいいですが、万が一避難所がいっぱいで車中泊をせざるを得ない場合もあるかと思います。
災害時にどうして問題となる5つのこととその対策について考えてみました。
もし、災害時に車中泊をする方の参考になれば幸いです。
家にあるもので、寝床と目隠し対策
車中泊を一度してみるとわかるのですが、車をフラットにして寝るには、中々大変です。
結構、ちょっとした凸凹が車のシートを倒して、寝てみるとわかります。
そのちょっとした凸凹が安眠を妨害する要因となります。
日頃から車中泊をしている人は、車中泊用のマットを購入したり、自作で車内をフラットにできるような工夫を凝らしています。
もちろんそういったアイテムを持っておくと便利ですが、用意することができない場合、家にあるもので対応するしかありません。
では、家にあるもので使える用品というのが、タオル、寝具、衣類といったクッション性のあるもの、クーラーボックス、衣装ケースなど固い素材のものです。
まず凸凹は、タオルなどを使って埋めます。次に、ウォークスルーなどのスペースは固い素材のもので、極力車内を平らにします。
そして、寝具を上にひいてフラットな空間を作り出します。
あと、タオルを窓にかけておくと目隠し対策にもなるので、複数枚持っておくと便利です。
もちろん、車中泊をされる方は、エアマットやブラインドシェードなどを購入しておいた方がコンパクトですし、持ち運びも便利ですので購入をおすすめします。
普段使いもできる照明対策
普段の車中泊を行う場合でも、バッテリー上がり防止のために、照明器具は持っています。
もちろん災害時もバッテリー上がりしないようにも照明器具は持っておいた方がよいでしょう。
電池式でも構いませんが、どうしても電池切れという可能性も捨てきれないので、手動で充電できるタイプを持っておくと、より安心感があるかと思います。
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こういうランタン+ラジオ機能付きで、電池切れのリスクが少ない手回し、ソーラー充電が可能なタイプを一つ持っておくと、災害時でも使えます。
なおかつ、普段使いでもUSB、電池、シガーソケット充電もできるので、車中泊、アウトドアをされる人にとっても便利です。
また、スマートフォンの充電もできるので、非常時の連絡手段を絶たない用途としても使用できます。
使える水の確保対策
人が生きていくうえでとても大切なのが、水です。
ライフラインが途絶されると、水の確保はとても重要な課題となってきます。
ですが、常に災害対策で備蓄している家庭も少ないかと思います。
となってくると、とりあえず救援で水が確保されるまでは自分で水を確保しなければなりません。
とはいえ、川の水もそのまま安心して飲めるというわけでもないので、携帯型の浄水器が必須です。
携帯型の浄水器と、ポリタンクがあれば数日間は救援がなくても水は確保できます。
また、水分を取ることを怠ると、脱水症状にもなりますし、エコノミークラス症候群を発症しやすくなります。
なので、必ず用意しておいた方がよいかと思います。
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携帯型トイレで衛生対策
人間として排泄は日常的に起こる生理現象でです。
ですが、災害が起こるとトイレの問題が発生します。
水が流れないので、公衆トイレなどを安易には使えません。
ところ構わずというわけにもいかないですし、衛生上にも問題が出てきます。
実際、災害時にトイレ問題というのは、あまりクローズアップされていませんが、結構切実な問題であったりします。
となると、トイレも確保しておくと、安心感があるかと思います。
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エコノミークラス症候群の防止対策
車内をフラットにして、極力寝る姿勢が水平になるように工夫し、適度な水分補給、ストレッチを欠かさなければ、
エコノミークラス症候群は大体予防できます。
ですが、車内がどうしてもフラットにならない形状の車種もあり、そういった場合は極力車中泊は行わない方がよいですが、
それでも車中泊で避難を余儀なくと予想される場合、「弾性ストッキング」が用意しておきましょう。
血栓ができにくくなり、エコノミークラス症候群の発症を抑えることができます。
実際に、被災地でも車中泊をされている方に配布された事例もあり効果が見込めますがすぐに配布されるとは限らないですし、自治体によっては配布されない可能性もあります。
まとめ
災害時の車中泊も、十分な知識を持ち対策を取れば、支援が来るまで持ちこたえることができます。
安心した車中泊をするためにも、5つの対策を取っておけばいざというとき、役立ちます。
1.寝床・目隠しをタオルなどを使って対策して、フラットかつ安心して寝られるようにする
2.多用途で充電ができる照明器具を持って、照明対策や充電対策を解決する
3.水分を自給自足できるように、携帯浄水器とポリタンクを持っておく
4.簡易トイレを使って、衛生面の悪化を避ける
5.エコノミークラス症候群を発症しない対策を十分にとる
もちろん普段の車中泊でも応用が利くことですし、災害時のみやむおえず車中泊をしなければならない人にとっても参考になれば幸いです。
あと、災害時を想定して車内のシートアレンジをしてみて、自分の車のどこに凸凹があって、どうすればフラットになるか試してみると、いざというとき対応できるかと思います。