夏の車中泊の暑さ対策完全ガイド|実体験から分かった快適に眠るための方法

季節別車中泊

夏の車中泊は、車中泊初心者が最も苦戦しやすい季節です。

私自身、これまで何度も夏に車中泊をしてきましたが、「夜になれば涼しくなるだろう」と考えて失敗した経験があります。

実際に真夏のサービスエリアで車中泊をした際は、
車内に熱がこもり、シートもずっと横たわっていると熱くなる一方。
結局、一晩中寝苦しく、ほとんど眠れませんでした。

夏の車中泊は、行く場所、暑さ対策グッズをよく考えて、準備しなければ快適に過ごせません。
車中泊のしやすさという点では、夏より冬の方がまだしやすいとも言えます。

しかし、暑さ対策のポイントを理解して準備をすれば、夏でも十分に車中泊をすることは可能です。

今回は実際の車中泊経験をもとに、夏の車中泊で効果があった暑さ対策について解説します。

1.夏の車中泊はなぜ暑いのか?

まず知っておきたいのは、夏の車中泊が暑い理由です。

熱が蓄積していく構造

車は鉄とガラスでできています。

夜間でも気温が高ければ、車体全体で熱を蓄積します。
特に夏場の熱帯夜といわれる夜でも気温が下がらない日の場合は、
車内の温度は正直下がりません。車中泊をする以上、避けられないことといえるでしょう。

風が入らない

窓を閉め切ると空気が循環しないので、車内に熱はどんどんこもります。
もちろん、夏の車中泊をする際は、基本的に窓を開けます。でなければ寝られません。
また、車外の温度寝ているだけでも人間は熱と湿気を放出しているため、車内はさらに蒸し暑くなります。

シートが熱を持つ

これは実際に体験して初めて分かったことなのですが、
以前、海沿いのサービスエリアで車中泊した際、
夜間の気温はそれほど高くなかったにもかかわらず、シートに自分の体温がこもり、
寝苦しい夜を過ごしたことがありました。
車外のことに気が行きがちですが、意外と盲点だと言えます。

暑さ対策で重要な3つの考え方

私が様々な経験をし、様々な方法を試した結果、暑さ対策は次の3つに集約されます。

1. 風を通す

車内に空気の流れを作ることです。
空気を循環させることで、できる限り車内の温度が上がらないようにすることが大切です。

2. 熱を遮る

車外からの熱気をできる限り遮るか、緩和させることが重要です。
例えば、サンシェードを用いて、車外からの熱を防ぐといった工夫が必要となってくるでしょう。

3. 熱を逃がす

車内にこもった熱を効率よく排出することです。
車内・シート等に熱がこもらないもしくは、こもりにくくすることが重要となってきます。

この3つを意識するだけでも快適さは大きく変わります。
では、そのためにはどうすればよいのかを解説していきます。

窓を少し開けて換気をする

最も基本的な暑さ対策です。

おすすめは対角線上の窓を少しだけ開ける方法です。

例えば、

  • 運転席側後部窓
  • 助手席側前部窓

を少し開けることで空気の通り道ができます。

ただし、窓を開けると虫が侵入するため、防虫ネットの使用をおすすめします。

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扇風機は夏の車中泊の必需品

私が最も効果を実感したアイテムが扇風機です。
もちろんポータブルバッテリーを使って、ミニクーラーという手もありますが、
初めて車中泊をする方にとっては、なかなかそろえるには、費用の掛かるアイテムです。

なので、手軽に買えて、設置できる扇風機をまずはおすすめします。

まず、扇風機を設置した方がよい理由として、
夏場は窓を開けていても無風の日がほとんどです。

しかし扇風機を使うと空気が循環し、汗が蒸発しやすくなります。

実際の温度は変わらなくても体感温度は大きく下がります。

現在では、

  • USB式
  • モバイルバッテリー対応
  • 充電式

など様々な種類があります。
私自身、夏の車中泊では扇風機を必ず持参しています。

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冷感マットやNクールは効果があるのか?

結論から言うと、一定の効果はあります。

特にシートの熱が気になる場合は有効です。
私も実際にニトリのNクールを使用しましたが、接触した瞬間のひんやり感は確かに感じられました。

ただし注意点があります。
冷感マットだけで車内全体が涼しくなるわけではありません。
徐々に熱は蓄積していくので、あくまでも補助的な対策として考えるべきでしょう。

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標高の高い場所を選ぶ

暑さ対策として意外と重要なのが場所選びです。
といいますか、これに尽きるといっても過言ではありません。

一般的に標高が100m高くなるごとに気温は約0.6℃下がると言われています。

例えば、

  • 標高100m → 基準
  • 標高500m → 約3℃低い
  • 標高800m → 約5℃低い

という計算になります。

私も実際に日本一標高の高い高速道路のパーキングエリアである、
松ノ木峠パーキングエリアで車中泊をしたことがありますが、平地とは明らかに快適さが違いました。

正直に言うと、夏場は車中泊グッズをそろえることも重要ですが、
標高の高い場所を選んだ方が、最も効果が大きいと私は考えています。
なので、夏場は標高の高いエリアでの車中泊をおすすめします。

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優先順位としては、

  1. 場所選び
  2. 換気
  3. 扇風機
  4. 冷感マット

の順になります。

あと、他にも用意しておくべきものはあります。

 

サンシェードで車外からの熱を遮る

サンシェードは、プライバシー保護、防犯面の観点からも必要ですが、
断熱という役割も果たしてくれます。
特にフロントガラスは面積が大きく、車内温度上昇の原因になるので、用意は必須です。

これにより、夜間の車内温度上昇をある程度抑えることができます。

水分補給を忘れない

暑さ対策というとグッズに目が向きがちですが、水分補給も重要です。
人間は、寝ている間にも汗をかいているため、水分は必ず確保しておくか、購入できる場所で車中泊を行うようにしましょう。
せっかくの旅が熱中症で倒れたら、
寝る前と起床後には必ず水分補給を行いましょう。

夏の車中泊でやってはいけないこと

窓を完全に閉め切る

確実に熱がこもり、暑くて寝られなくなります。
窓は少しでも開けられるような場所を選びましょう。

市街地の平地ばかり選ぶ

基本、夏場の平野部での車中泊はお勧めしません。
熱帯夜では快適な睡眠はおろか、満足に寝ることも難しいことが大半です。
極力、夏場は標高の高い場所を候補地として選定しましょう。

グッズだけに頼る

グッズだけでは、根本的な暑さ解決にはなりません。
緩和させることはできますが、基本的に車外の気温に大きく左右されます。
もちろん、サブバッテリーのついたキャンピングカーであれば話は別ですが、
普段使いの車を用いた車中泊は、外気温の影響をもろに受けます。

無理をする

体調に異変を感じた場合はエアコンを使用する、宿泊施設を利用するなど柔軟に対応しましょう。
車中泊を選択肢の一つとして、無理をして体調を崩すことのない旅を過ごすことが重要です。
車中泊は、旅の手段の一つであり、目的ではないことを念頭に行動しましょう。

まとめ

夏の車中泊で重要なのは、

  • 風を通す
  • 熱を遮る
  • 熱を逃がす

という3つの考え方です。

私自身の経験では、

  • 扇風機
  • 防虫ネット
  • 標高の高い場所選び

この3つが特に効果を感じた対策でした。

夏の車中泊は決して楽な環境ではありません。
しかし、事前準備と場所選びをしっかり行えば、快適に過ごすことは十分可能です。

これから夏の車中泊を計画している方は、ぜひ今回紹介した方法を試してみてください。

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