夏の車中泊は、私も何度も経験してきましたが、最初から快適だったわけではありません。
実際に、ほとんど一睡もできなかった夜もありました。
この記事では、私が経験した3つの実体験を紹介しながら、夏の車中泊で快適に眠るために必要なことを解説していきます。
実体験① サービスエリアで一睡もできなかった夜
タイトルの通り、基本的に夏の車中泊でサービスエリアを選ぶのは、おすすめはしません。
車中泊でよく利用されることの多いサービスエリアですが、夏場はわざわざ死にに行くと言っても、
過言ではないくらい過酷な環境といえます。
もちろん、夏以外の涼しいシーズンであれば問題はあまりありませんが、夏場は避けるべきでしょう。
理由として、車中泊のマナーとしてエンジンをかけない(エアコンが使えない)一般的な車中泊(キャンピングカーなどサブバッテリーを積んでいる車を除く)において、暑さに対する対策がほとんどできないからです。
それは、サービスエリア特有の事情があります。
1.車外の温度
サービスエリアの場合、駐車スペースが多く、多くの車が集まります。
それだけ、排気ガスによる熱や、車体自体が持つ熱が車外の気温を上げます。
人間も、密集すると自分たちの体温で周囲が熱くなります。
それと同じことが、サービスエリアで起こっているのです。
車外温度が高くなる以上、車内の温度も上がります。
2.防犯面
サービスエリアは車の往来が激しいところであり、
防犯面においては、窓をあまり大きく開けられないのが実情です。
夏の車中泊は窓を開けなければ基本的に快適に寝ることが困難です。
となってくると、空気の入れ替えがほとんどできないので、
車内の温度を下げる手段がないので、熱中症といったリスクはどうしても高くなってしまいます。
3.騒音
さらに、窓を開けなければ暑いので、窓を開けることとなります。
ですが、サービスエリアは夜遅くでも空いているお店をあるので、
夜間でも休憩のための車の出入りが頻繁にあります。
出入りが激しい分、騒音が付きまとい、快適に寝られない原因となるのです。
ましてや、トラックの場合は冷蔵車などはエンジンを切ることができないので、
確実にアイドリング状態が常です。
しかも、エンジンが大きいので、台数が多いと、微妙に地面が揺れます。
これもまた睡眠を妨げる要因となります。
私自身、最初は何も考えずに車中泊をしていて、
「高速道路だったら、深夜割も効くし、一石二鳥だ!」
と思って安易にサービスエリアで車中泊をした結果、
まったく寝られず、次の日はフラフラで旅をする羽目になりました。
結論として、
「夏の平野部のサービスエリアで車中泊は本当におすすめできない」です。
実体験② 真夏の砂浜で車中泊

ではでは、海辺だったら浜風も入るし、車を少なければ窓も全開に開けられるから
夏でも涼しくて、過ごしやすいのではと思い、
海に泳ぎにいく際に、車中泊をすることにしました。
さて、目的地に到着し、明日に備えて寝ようということで、窓を全開にして寝始めました。
もちろんその日は、比較的気温も低めで、風もあったので、
快適に寝られるかなと思い寝始めたも束の間…
虫が車内に大量に入ってきたのです。
ただの虫であれば、まだましなのですが、夏の一番嫌な虫ナンバー1といっても過言ではない、
「蚊(カ)」がこちらの血を吸おうとよってたかって飛んでくるのです。
吸うだけでなく、暗闇の中耳元で聞こえる「ぷーん」という羽音は、
まさに地獄。
蚊を倒すに格闘し、窓を閉めて寝なければなりません。
せっかく窓を開けたら快適であったのに、窓を閉めている以上、
暑くて寝られません。
結局、泳ぐつもりが砂浜で、ほとんど寝てしまい楽しむ余裕もありませんでした。
あと、海辺は後日、虫対策グッズを使って、車中泊をしたのですが、
確かに風が通れば涼しいです。
ですが、風が止まると湿度が高いので、かなりムシムシします。
なので、やはり海辺の車中泊もおすすめできません。
実体験③ 標高の高いパーキングエリア

結局、場所の問題なのでは、と思い、日本で一番標高の高い
「松の木峠」パーキングエリアで車中泊をしました。
到着した瞬間から、平野部とは違う温度感で、夏場以外だと肌寒いくらいなのでは?
と思うくらい、涼しい場所でした。
窓を少し開け、扇風機を使うことで空気を循環させて寝るだけで、
朝までかなり快適に過ごせたことを覚えています。
標高以外は、サービスエリアと一緒じゃないの?と思われるかもしれませんが、
大きく違う部分として、
「車が少ない」
これが、サービスエリアと異なります。
パーキングエリアは、トイレだけ簡易的な施設も多く、店舗も夜遅くまでやっていません。
本当にトイレで休憩する人が立ち寄るような施設となるので、あまり車の出入りも少なく、
また車両もすくないので、比較的静かです。また、車両も密集していないので、車外の温度も
比較的ましです。
この時初めて、「夏は暑さ対策グッズも重要だけど、場所選びのほうがもっと重要だと」実感しました。
3つの実体験から得たこと
この経験から私がたどり着いた結論は、「暑さ対策グッズよりも、まず場所選びを優先すること」です。
もちろん、扇風機や防虫ネット、冷感マットなどのアイテムも効果があります。
しかし、平野部でどれだけ対策をしても限界があります。
一方で、標高の高い場所を選ぶだけで、同じ装備でも驚くほど快適に眠れることがあります。
だからこそ、夏の車中泊では次の順番で考えることをおすすめします。
- 標高が高く、車の少ない場所を探す
- 防虫ネットを使って窓を開ける
- 扇風機で空気を循環させる
- 必要に応じて冷感マットや冷却グッズを活用する
私自身、この考え方に変えてからは、以前のように「暑くて一睡もできない」ということはほとんどなくなりました。
もしこれから初めて夏に車中泊をするのであれば、「どんなグッズを買うか」よりも、「どこで車中泊をするか」を最初に考えてみてください。
それだけでも、夏の車中泊の快適さは大きく変わるはずです。
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