
タントで、車中泊は可能なのでしょうか?
これから、車中泊を始めようと思っている方の中には、このような疑問を持っている方も多いと思います。
結論から言うと、タントで車中泊は可能です。
私自身、実際にタントで車中泊を行ってきましたが、一人旅であれば十分に快適な車中泊が可能でした。
特にタントは室内高が高く、シートアレンジの自由度も高いため、工夫次第で大人がしっかり足を伸ばして寝ることもできます。
ただし、シートを倒しただけでは段差や隙間が多く、そのままでは快適とは言えません。
そこでこの記事では、実際にタントで車中泊をしてきた経験をもとに、
- タントでできる4つのシートアレンジ方法
- それぞれのメリット・デメリット
- 一人で車中泊する場合のおすすめレイアウト
- 二人で車中泊する場合のポイント
について詳しく解説します。
但し、2019年以降のモデルは、かなりシートアレンジが制限されたので、今回解説している
記事は参考になりません。ご了承ください。
タントは軽自動車の中でも車中泊との相性が良い車です。
その理由は以下の3つです。
室内空間が広い
タント最大の特徴は軽自動車とは思えないほど広い室内空間です。
特に室内高が高いため、車内での着替えや荷物整理がしやすく、長時間過ごしても圧迫感が少ないというメリットがあります。
シートアレンジの自由度が高い
タントは複数のシートアレンジが可能です。
用途に応じて仮眠向け、長時間睡眠向けなど使い分けることができます。
燃費と維持費が安い
車中泊旅行では移動距離が長くなることも珍しくありません。
軽自動車であるタントは燃費性能に優れ、維持費も安いため、長期の車中泊旅にも向いています。
今回は、タントで車中泊をする際のシートアレンジ方法について色々なやり方から解説していきます。
1.タントで車中泊する時のシートアレンジ
タントで車中泊をする場合、改造なしで最大定員は2名。快適に寝るなら1名といった所です。
タントの場合、様々なシートアレンジが可能です。
1.座席をただ倒すだけのシンプルタイプ
【最大定員】 2名
【強み】 簡単・楽
【弱み】 仮眠程度しか不可
【車中泊快適度】
運転席★★☆☆☆
助手席★☆☆☆☆
ちょっと休憩したいとき、1~2時間程度の仮眠を取りたい時に使える方法です。
やり方は、簡単。
「ただ、シートを倒すだけ」です。
タントの場合は、リクライニングの角度はほぼ水平に近いので寝やすいのは確かです。ただし、それは運転席の話であって、助手席は写真の部分までしか、リクライニングできません。
助手席に乗っている方は、かなりしんどい姿勢で寝ることになるかと思います。
また、座って寝る状態になるので、エコノミークラス症候群の危険性を考えると、長時間の睡眠にはおすすめできません。
*2019年以降のタントの場合は、運転席と同じ角度までリクライニング可能です。
但し、どちらにもしても長時間の睡眠には向いていません。
2.前と後ろをくっつけるリクライニングタイプ
【最大定員】1名
【強み】 シンプルタイプの次に簡単に出来る
【弱み】 助手席がこのタイプに出来ない。(2019年以降のタントであれば、可能)
シートの窪み・隙間が発生する
【車中泊快適度】 ★★★☆☆
次に簡単な方法です。前席のヘッドレストを取り外し後ろとくっつけます。
リクライニングの長さは約160cm程ですので、小柄な人なら平坦に寝ることが可能です。
ですが、基本的に男性ユーザーの多い車中泊では、この幅では足りません。
足が少し浮いても大丈夫な方はそのままでもいいですが、気になる方は、クーラーボックスや荷物を置くなどして、対応しましょう。
これで、15cm程伸びて175cmくらいまでの方なら、寝ることが出来ます。
それ以上の身長の方が平坦に寝るなら、最後に説明するシートアレンジしか方法がありません。
平坦とはいえ、シートには窪み・隙間があります。
快適に寝るためには、
・長座布団
・クッション
・インフレーターマット
などを活用して段差を埋めるのがおすすめです。
*この方法は、運転席側のみ使用可能な方法です。助手席はこの方法ができません。
逆に2019年以降の型は、助手席も運転席と同じシートアレンジが可能です。
3.荷台を使用するラゲッジタイプ

【最大定員】 できれば1名
【強み】 シートアレンジの中で一番平坦
【弱み】 シートが硬い・載せられる荷物が少なくなる
【車中泊快適度】★★★☆☆
タントの一番広くした荷台は、上記の形になります。
長さが約140cm×幅90cmで斜めが166.4cm
160cmまでの小柄な方なら十分に寝られる長さですが、それ以上は窮屈になる必要が出てきたり、足を曲げて寝る必要があります。
さらに前席を一番前までスライドさせると、もう少し伸びます。
直線が約155cm×幅87cm程になるので、斜めで177cmの幅が取れます。
ですが、この場合前に、15cmほどの隙間ができるので、詰め物をする必要が出てきます。
持ってきている荷物をその場所に入れ込むなどの対応をするのが、手っ取り早いでしょう。
このタイプは、平坦さという所を考えるとどの方法よりもピカイチです。
他の方法は、どうしても段差やくぼみがあるので、その部分は強みです。
ただし、荷台なのでかなりシートは硬めです。
この場合、マットレスなどを敷いて、硬さを緩和すべきでしょう。
*2019年以降は、このシートアレンジができません。ご了承ください。
4.前席を前に倒して、後部座席をくっつけるフルフラットタイプ
【最大定員】 1名
【強み】 長さが一番あり、成人男性でも十分な長さ。
【弱み】 シートの段差が大きく、工夫が必要。
【車中泊快適度】★★★★☆
私が最終的にもっとも多く車中泊で使用しているシートアレンジです。
このレイアウトであれば、2m以上の長さを確保できるため、長身の方でも十分に快適に寝ることが出来ます。
*2019年以降は、このシートアレンジができません。ご了承ください。
しかし、フルフラットタイプと言っているものの、タントには重大な課題があります。
以下の写真を御覧ください。
それは、前席との段差がとても大きいということです。
この段差をいかになくすか、利用するかが快適に寝る鍵となってきます。
一番ラクな方法としては、段差に足をかけて寝ること。
この方法が、一番ラクな方法ですし、足を上げて寝ることで血の巡りも良くなります。
ですが、こういった段差は可能な限りなくしたいということで、次に考えることが、マットレスなどを使用して、段差を埋めるということです。
マットレスなどの素材があることで、荷台の硬さに対する対策にもなりますし、段差もなくなり一石二鳥の方法といえるでしょう。
私は、この方法をとり車中泊をしています。
*この方法は、助手席のみ可能な方法です。
2.タントで2人で寝るときに快適なシートアレンジとは
運転席側は、2のリクライニングタイプ
助手席側は、4のフルフラットタイプ
で行うのがベストでしょう。
その場合は、荷物の置き場所としては、運転席側の後部座席の荷台部分となります。
少し、荷物をおくには手狭なスペースですので、長期間の車中泊に2人は向いていないと言えます。
2019年以降の型は、運転席・助手席ともに2のリクライニングタイプのみが、車中泊が可能です。荷物を置けるスペースは増えましたが、車中泊を長期に渡って行うには、少し不向きな車となってしまいました。
3.実際にタントで車中泊して感じたこと
私自身、複数回タントで車中泊を行ってきました。
その経験から言えるのは、
「一人で車中泊するならタントは十分実用的な車」ということです。
軽自動車なので維持費が安く、普段使いもしやすい。
そのうえ車中泊もこなせるため、これから車中泊を始めたい初心者には非常におすすめできます。
特に助手席側をフルフラット化し、段差対策をしっかり行えば、
長期間の車中泊旅行も十分可能です。
4.まとめ
タントは軽自動車の中でも車中泊に向いている車種です。
おすすめのシートアレンジは、長さを確保できる「フルフラットタイプ」。
ただし段差が大きいため、マットやクッションを使った対策は欠かせません。
これからタントで車中泊を始める方は、まずは一泊から試してみて、自分に合ったシートアレンジを見つけてみてください。







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